きくち皮膚科泌尿器科クリニック

宮崎市の皮膚科,泌尿器科 きくち皮膚科泌尿器科クリニック

〒880-0904 宮崎県宮崎市中村東2-1-29
TEL 0985-51-1953
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レーザー治療1

CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)とは?

 主に5mm以下のほくろやいぼが隆起している場合に使用します。炭酸ガス(CO2)レーザーは、10,600nmの波長を持つレーザー光を発生し、照射するとほとんど(約99%)は皮膚組織内の水分に吸収されてしまい、一瞬にして熱エネルギーに転換されるという性質があります。細胞内の水と反応して熱エネルギーが発生し、患部に照射すると、瞬間的に患部の組織を蒸散、蒸発により浅く削ることや深く掘ること、切開することができます。このとき、周辺の血管は熱凝固作用で一瞬のうちに固まってしまいますので、出血はほとんどありません。また、炭酸ガスレーザーの蒸散作用は皮膚の表面に限られ、深いところまで至らないので、患部の治癒も比較的早いといえます。電気メスより周辺組織への熱による害が少なく、ほくろ・いぼを除去することができます。治療は短時間で終了します。金属のメスと比較して出血が少なく、皮膚のごく薄い層でも切除でき、傷の治りが早いという利点があります。局所麻酔をしますので痛みはありません。

 照射後の数日間は治療部位が徐々にかさぶたになり、その下で新しい皮膚ができてきます。個人差はありますが1~2週間でかさぶたが自然に取れて治ります。新しい皮膚は赤みが目立ちますが、この赤みは2ヶ月~数ヶ月で自然に消えます。赤みがある間はシミになりやすいので、治療後は、その部分を小さな絆創膏で1週間程度カバーし、日焼けしないように注意していただきます。1回で取りきれない場合は2回目の照射を必要とする場合もあります。


◆CO2レーザーの適応症

●脂漏性角化症(老人性疣贅:加齢によるイボ)
●母斑細胞母斑、色素性母斑(黒子:ホクロ)
●汗管腫
●毛細血管拡張性肉芽腫
●眼瞼黄色腫
●尋常性疣贅
●アクロコルドン(軟性線維腫)
その他の隆起状病変の治療に適しています。

治療部位にもよりますが、30分程度(レーザー照射時間は5分程度)。基本的に1回。

 

当院ではNIIC型スーパーパルス付CO2レーザー(国産高性能レーザー)を用いてホクロの除去を行っています。

NIIC型スーパーパルス付CO2レーザー(国産高性能レーザー)

 CO2レーザー治療を受ける前に保険診療にて1回千円程度で治療可能なものもありますから、御相談ください。美容的なもので保険請求ができない場合はすべて自費扱いとなります。かなり大きなホクロ、悪性の疑いがある場合は皮膚生検が必要となります(医療保険適応となります)。
 最善の方法で治療しますが傷跡が残りやすい体質の人・わずかな傷跡でも気になる方・色のあるホクロで黒い色素が再発する可能性をご承諾できない方は当院では治療はできません。
 注意)紫外線の多い6月から8月の治療は炎症後色素沈着が起こる危険が高いので避けるべきです。

 病状・大きさによって、費用が異なりますが、自費の場合3,000円~(税抜)とお考えください。個数に関わらず、この費用でできる場合とできない場合があります。

ほくろの場合(税抜)
φ1mm          ¥3,000
φ3mm以下 ¥6,000
φ4mm以下 ¥9,000
φ5mm以下 ¥12,000

※消費税別の価格です。
※上記の金額は目安ですので、ホクロ、イボの形状や部位によって異なります。治療時は、保険対象外になりますので、ご了承ください。
※ほくろ等の大きさ・数・症状により、個別にお見積もりします。

 レーザー治療が最適であるかを、判断したのち治療を行います。ホクロの場合、ほとんどのホクロでレーザー治療が可能ですが、部位や大きさによっては手術での除去の方が傷跡が目立たずにキレイに治癒する場合があります。

 

炭酸ガスレーザー治療の流れ

 診察のあと、治療する部位に局所麻酔をかけ、レーザーを照射します。麻酔により照射中の痛みは全くありません。照射後はレーザーの熱感を取り除くためしばらく冷却していただき、炎症を抑えるための軟膏を貼ります。レーザー照射時には目を保護するアイシールドを装着していただきます。

 CO2レーザー照射後は軽い火傷のような状態になるので、アフターケアがとても重要です。しっかりケアしないと傷跡が残って目立ちますが、ケアをすれば徐々に目立たなくなります。綺麗なお肌になるかどうかはアフターケアにかかっているといってもいいでしょう。

術後当日

  1. 疼痛:照射後、しばらくして麻酔が切れます。通常、日焼けをした後の痛みに似た、軽い痛みを経験しますが、痛み止めの薬を飲むほどではありません。
  2. 日常生活上の注意:術後当日は水に濡らせません。術後1日目は絶対紫外線を照射部位にあてないよう注意が必要です。また、手術の部位をできるだけ水につけないように心がけてください。
  3. 治療後は、基本的に抗生剤の飲み薬、消毒、抗菌剤軟膏の処方があります。

術後1日目(来院日)

  1. ガーゼを取って、通常の石鹸を使った洗顔が可能です。
  2. 日常生活上の注意:引き続き、照射部位を紫外線に当てないよう気をつけてください。照射部位の消毒と塗り薬、ガーゼの交換を忘れないように。
  3. 患部へのメイクは、手術後10日ほどお控えください。患部以外へのメイクは当日から可能です。

術後7日目(来院日)

  1. 7日目は受診していただき、キズのチェックをします。
  2. 痂皮:数日でカサブタがつきます。この状態ではあまり美しいものではありませんが、術後の傷を残さないためにも、絶対に痂皮を触ったり、はがしたり、擦ったりしてはいけません。なお、痂皮は術後数週間程度で自然にはがれます。
  3. 新しい皮膚:盛り上がってきている新しい皮膚はピンクか赤色になっていますが、これは決して異常なことではありません。新しい皮膚は乾燥させてはいけませんので、塗り薬を忘れないように使ってください。入浴時、新しい皮膚は決してこすり洗いをせず、石鹸を軽く洗ってください。
  4. 日常生活上の注意:痂皮が完全にはがれるまでは手術部位の化粧は禁止です。また、引き続き紫外線には注意が必要です。水につけても結構ですし、入浴も構いませんが、絶対にこすらないように気をつけてください。水につけたあとは、消毒し、薬を必ず塗ってガーゼをつけてください。

術後8日~6週間(14日、28日後が来院日)

  1. 赤みと色素変化:術後数ヶ月間、治療部位は赤くなっています。これはレーザー照射による皮膚の正常な反応で、徐々に軽減しますが、個人差があります。赤みが改善すると、今度は周りの皮膚と比べ治療部位の皮膚の色が濃くなっている場合があります。これも決して異常なことではありません。この色素沈着を少しでも薄くするため医師よりビタミンC、Eの内服処方があります。以前と同様、紫外線に注意してください。
  2. 日常生活上の注意:この時点で医師の許可が出れば、直接化粧しても構いません。新しい皮膚はまだピンクか赤色をしているので、グリーンをベースにした化粧をするとよいです。非常にデリケートなのでやさしく扱ってください。
  3. 治療後、赤みのあるうちに日焼けをすると色素沈着になりますので、日焼け止め(SPF15以上)を使用するなどして、紫外線の防止を心がけてください。
  4. くぼんだ感じと赤みが1~3ヶ月で落ち着いて、術後3~6ヶ月後周囲と同じ肌色となります。