きくち皮膚科泌尿器科クリニック

宮崎市の皮膚科,泌尿器科 きくち皮膚科泌尿器科クリニック

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レーザー治療2

Qスイッチルビーレーザーとは

Qスイッチルビーレーザー

レーザー治療について

 当院では2010年7月より、シミ・色素性疾患治療レーザーとして、Qスイッチルビーレーザー「MODEL IB101(ニーク社製)」を導入しました。ルビーレーザーは、皮膚の老化や、紫外線によるダメージでできたシミ(老人性色素斑)に対して、現在最も確実な治療効果が期待できます。

Qスイッチルビーレーザーとは

 Qスイッチレーザーは、シミやアザなどの色素沈着を消す、694nmの単一波光を出す医療用レーザーです。皮膚内部のメラニンの吸収率が最も高く、メラニン色素を効果的に破壊することに優れているます。コラーゲンへの吸収が低いため、正常組織に対する損傷が少なく、さらに酸化ヘモグロビンへの吸収率も低く血管へも損害を与えません。色調の薄いシミやあざにも反応し、メラニン顆粒を選択的に破壊することができます。
 さらに、当院のルビーレーザーではノーマルモードとQスイッチモードという2種類の波形を出すことができます。Qスイッチモードでは、強力なエネルギーで皮膚の深い部分(真皮)にあるメラニンを破壊します。このQスイッチは、レーザー光線の発生を止めるシャッターのような装置で、1億分の1秒という極度に短い時間で動作します。フラッシュランプの発光中は、レーザー光線の発生を抑え、発光が終わると同時に作動させ、光が媒体を通過できるようにして、急激にレーザー光線を発生させる仕掛けです。照射時間が非常に短いため、皮膚に傷を残しません。ノーマルパルスモードは、真皮へのダメージを与えずに、皮膚の浅い部分(表皮)をカサブタ化させて、Qスイッチモードに比べてマイルドな治療を行うことができます。
 この2種のモードを使い分けて、侵襲の少ない治療を行います。普通の老人性シミは、どちらのモードでも取れますが、非常に深い部位にあるシミは、Qスイッチモードでないと取れません。また、太田母斑や扁平母斑もQスイッチでないと取れないこともあります。

 レーザー照射後のスキンケア方法やお肌の変化を詳しくご説明し、ご納得いただいた上でレーザー照射を行います。安心してQスイッチレーザーを受けていただけるよう、万全の体制を整えてお待ちしています。

  • 貼る麻酔薬を使用します。レーザー照射時、輪ゴムで弾かれたような痛みがあります。
  • 治療後の瘢痕(傷跡)はほとんど残りません。
  • 疾患によって1回の治療で消えてしまうものもありますが、最低でも4回から5回のレーザー照射が必要なものもあります。
  • レーザー治療後、一時的に黒くなることがありますが、ほとんどの場合3~4ヶ月で色がとれてきます。
  • 治療効果は徐々に現れてきます。ある程度長期間の治療を覚悟して臨んでください。

※レーザー治療は、一部の疾患を除いて保険適用外です。費用については来院時にお尋ねください。

適応疾患

 以下にQスイッチルビーレーザーが有効な顔のシミを列挙します。
 しみといわれるものには、さまざまなタイプがあります。しみの種類に合わせた治療方法をご提供いたします。

○老人性色素斑(日光性色素斑)
 日光性黒子とも呼ばれ、早ければ30歳台で、多くは40歳以降に顔面・手背・前腕など日光(紫外線)にあたるところにでる濃い褐色の境界明瞭なしみをいいます。加齢・紫外線の影響でできる茶色い色素斑です。しみの多くはこのタイプにあたります。発生当初は薄い茶色をしていますが、次第に濃くはっきりしてきます。
しみの中では、最もレーザーや光治療の反応が良く取れやすいのが特徴です。顔の側面にできやすく、何年も経つと隆起してくる場合もあります。

△脂漏性角化症(老人性いぼ)
 30歳代以降の男女の顔や体にも現れます。角質細胞の増殖によりいぼのように若干膨らんだしみです。加齢・紫外線が主な原因といわれています。老人性色素斑(日光性色素斑)とよく合併します。盛り上がっているものは炭酸ガスレーザーが効果的です。

○雀卵斑(ソバカス)
 学童期・遺伝的に発生することが多く、鼻を中心に左右対称に散在する小さい色素斑のことをいいます。主に顔の目の下にみられる、直径3~5ミリの細かく散在した茶色の色素斑で、手・背中・肩にもできることがあります。紫外線の影響で濃くなる場合もあり、再発しやすいことが特徴です。

○真皮メラノサイトーシス(両側性遅発性太田様色素斑)
 成人になってから頬や額の両側に現れます。雀卵斑(ソバカス)より少し大きいくらいのグレーから紫がかったアザです。アザと聞くと、生まれつきあるものと思われがちですが、成人になって発現するアザもあります。他のしみとの区別が難しく、肝斑が混在すると判別しにくくなります。

○扁平母斑

○カフェオレ斑

○異所性/持続性蒙古斑

○太田母斑

○伊藤母斑

○アザ

△色素沈着
 皮膚は、何らかのダメージを受けると炎症を起こし、炎症が強いとその後に色素沈着を残します。ニキビ跡のしみのような色素沈着、アトピー性皮膚炎の色素沈着、傷跡の色素沈着、レーザー治療後の色素沈着などがこれにあたります。炎症が続かなければ、時間の経過と共に消失しますが、場合によっては長期間残存することがあり、その間に紫外線の影響を受けて濃くなる場合があります。

×肝斑(かんぱん)
 目の周囲を除いた頬の高い位置や額などに左右対称で現れ、地図のような形状をしているのが特徴です。原因は諸説ありますが、皮膚への過剰刺激・女性ホルモンが大きく関与していると言われ、その他に妊娠やピル・心理的原因・肝機能障害・そして紫外線など原因はさまざまです。しかし60歳以降になると症状が軽くなるといわれています。肝斑(かんぱん)に照射するとかえって濃くなる危険性があります。医師が診断した上で行いますので、誤って肝斑に照射してしまうことはありません。
 そばかすや老人性シミと肝斑が重なっている場合は、レーザーを行うべきかどうかをためし打ちなどをしながら十分検討しなければなりません。扁平母斑の場合は、薄くなる場合とかえって濃くなる場合、あまり変わらない場合など多様な結果となります。また、再発しやすいことでも知られています。扁平母斑の場合もためし打ちを行うほうが無難でしょう。

 

ルビーレーザー治療の流れ【治療時間の目安:約10分(顔)】

  1. 診察。医師によるカウンセリングです。気になるシミの位置や数を確認し、また施術への不安などを詳しくお伺いします。Qスイッチルビーレーザーを一発照射し、皮膚の反応を見て照射エネルギーを決めます。この時は無麻酔で射ちますが、もしも痛みを強く感じられる場合には、麻酔テープあるいはジェルを用います。次回の予約をお伝えします。
  2. 照射時に多少の痛みを伴うため、ご希望に応じて治療部位に麻酔テープあるいはジェルを用い、安心して治療をお受けいただけます。貼る麻酔薬は、照射3時間程前に貼ってきて頂きます。
  3. 照射部位の化粧を落とします。顔を治療の場合は、ファンデーションがレーザーに反応してしまうため、化粧を落とす必要があります。※クレンジング剤・洗顔料はご用意していますが、施術後のメイク道具はご用意していませんのでご持参ください。
  4. Qスイッチルビーレーザーを照射します。※少しチクチクすることがありますが、シミ部分のメラニンが破壊されている証ですのでご安心ください。もし痛みが強いようでしたら我慢せずに医師にお知らせください。直径1cm2あたり30秒くらいかかります。
  5. 照射後、レーザーを照射した部分が白くなり、これがカサブタとなります。肌色の創傷保護テープを貼ります。患部をカバーし、治癒に最適な湿潤環境を維持します。レーザー照射後はお肌が敏感になっていますので、日焼けをしないようご注意ください。治療後ヒリヒリとした痛みが感じられることがありますが、数時間~数日で消失します。また治療部位より浸出液が出ることもありますが、通常3~4日で止まります。お肌の変化の途中で気になることがありましたらお気軽にご相談ください。入浴は翌日から可能です。なお、経過観察のために1週間後ご来院頂きます。
  6. かさぶたの黒さが増していきます。この期間はテープで保護します。※この後も、日中の日焼け止めと、夜の美白剤(処方したもの)をお使いください。日焼けは禁物です。
  7. 最初は目立っていたピンク色の皮膚が徐々に他のお肌の色と馴染んでわからなくなります。殆どの方は、そのまま炎症が治まってきれいに治りますが、時に、火傷や傷跡が色素沈着しやすい方は治療後2~4週でレーザー照射による一時的な反応性の色素沈着を生じることがあります。その場合も色素沈着は自然に消えてきますが、半年から1年位の期間を要します。強い色素沈着を生じた場合には、色素沈着を早く消すための塗り薬(別途費用)をご用意しております。

※お肌の変化には個人差があります。

 

治療の値段

1cm2:1万円(税抜)

 別途、初回診察料、再診料が必要となります。初診時:5,000円(税抜)(診断料、テスト照射、薬剤量含む)、2週間後全体にレーザー照射:再診料1,157円(税抜)+処置料

 保険診療で対応できる症状の場合もあります。※盛り上がっている脂漏性角化症、先天性のアザ(扁平母斑 太田母斑)、外傷性刺青、異所性蒙古斑は保険診療です。念のため保険証をお持ちの上ご来院ください。
 3~6ヶ月後に次回の照射が可能となります。